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ACEオンライン(RIK) 2025秋

社会学部1年 上杉 咲里さん

入学から半年で広がった新しい世界

「ACEパートナー大学オンライン(RIK)」では、国際貿易やグローバル・バリューチェーン、経済発展について、網羅的に理論と実践の両側面から学びます。授業では、まず、国際経済学や国際貿易に関する基本的な理論について講義を受け、その後、少人数のグループになり、理論がどのように実践されているか、理論と実態の相違点について議論を行いました。

この授業に興味を持ったのは、1年春学期の授業を受け終えて、英語「を」学ぶよりも、英語「で」学ぶ授業を受けてみたいと考えていたからです。立教大学は世界中から多くの留学生が集まるグローバルな環境であり、英語開講科目も豊富に提供されています。中でもこの科目は、オンライン授業であるため、大学や自宅から、立教大学・ソウル大学・北京大学の3大学の学生と多様な視点で意見を交換できます。秋学期の履修登録時、在学中に海外留学に行くか悩んでいた私は、これまで身に付けてきた英語力と自身の適性について、客観的に評価できるのではないかと考え、参加を決断しました。

ここからはACEオンライン(RIK)を終えた感想と気づきを紹介します。

この科目では、毎回少人数でのディスカッションを行い、その内容をグループごとに要約し、全体に共有、教授からフィードバックをもらいます。授業開始当初、私は他の受講生の英語力に圧倒されて、自分の英語に自信を失い、意見をあまり発言できませんでした。そのうえ、経済学も専門ではなかったため、チーム内での役割について悩むことも多くありました。しかし、担当のオム先生をはじめ、グループの温かい雰囲気やサポートのおかげで、最後まで受講を続けることができました。

特に印象に残っているのは、最後のグループプレゼンテーションです。私たちのグループは全員が日本人であったことから、身近な日本の産業開発をテーマに発表を行いました。東アジア諸国と日本の産業発展の歴史を比較した上で、AIやIoT、ビッグデータによって起きうる次なる産業革命について考察しました。少子高齢化や労働力不足の深刻化など、将来の日本経済へマイナスなイメージを多く持たれがちです。そこで、日本がさらに産業を発展させていくための方策を検討しました。

私たちのグループは、メンバーの海外体験を踏まえ、日本がAIとデータのビジネス活用に課題を抱えていることに着目しました。そして、AIやデータの分野における人材育成・活用の競争力を高め、それを既にIT活用が進んでいるビジネス現場に結びつけることで、生産性の向上やイノベーション創出を実現し、日本の競争力を高めるという、産業転換の提案を行いました。既存ビジネスの国内の需要が減少する中でも、新しい価値を創造することで発展の可能性を見いだせたことは、非常に印象深く、自身のキャリアを構想する上でも、貴重な経験となりました。

この科目の魅力は、学問的知識や英語力の向上だけではなく、多様なバックグラウンドを持つ人々との出会いにあると感じています。授業を通じて、立教大学の日本人学生や留学生、ソウル大学の学生と意見を交換するなかで、多様な価値観や考え方に触れ、同時に、その知的好奇心の高さやチャレンジ精神に刺激を受けました。

私は2年次の春から、社会学部国際社会コースで学びます。このコースを志したのは、まさに「ACEパートナー大学オンライン(RIK)」がきっかけです。この科目で得た経験を今後の学びに活かしていきたいと考えています。

このような科目の履修はハードルが高く感じられるかもしれませんが、有意義な学びになることは間違いありません。ぜひ履修を検討してみてください。