VOICES
ACEサマーインテンシブプログラム2025
異文化コミュニケーション学部 佐藤 愛海さん

挑戦と発見のサマーインテンシブプログラム
この夏、私は8月1日から11日までACEサマーインテンシブプログラムに参加し、普段の大学生活では得られない学びと刺激を経験した。振り返ると、英語や韓国語、そして第二外国語として履修している中国語の語学力の向上にとどまらず、今後グローバル社会で生きるうえでの姿勢を考え直す大きなきっかけになったと感じている。
まず、このプログラムで一番得られたのは、「異なる価値観を受け入れる力」である。今回の参加者は、中国、シンガポール、韓国、日本と多様な国から集まっていた。それぞれが異なる価値観や、日常の習慣を持っており、最初は戸惑うことも多かった。しかし私は、すぐに否定するのではなくまずは一旦受け入れ、理解しようと努めた。その姿勢を意識することで、コミュニケーションは単なる意見の衝突ではなく、互いの背景を踏まえた深い対話へと発展していった。異なる考え方に触れること自体が刺激であり、同時に、異文化理解に必要なのは「お互いの違いをなくすことではなく、違いを前提に新しい視点を生み出すこと」だと気づいたのは大きな収穫だった。
プログラム期間中、特に最初は、参加メンバー間で戸惑いを感じる場面にも遭遇した。しかしこの留学での異文化経験を通して、異なる価値観を持つ人と協力的に作業を進めるには、自分の立場や意見を明確に伝えつつ、どうすれば冷静にコミュニケーションを取ることができるのかを模索することが必要だと学んだ。ネガティブに感じた出来事はあったが、それを乗り越えたことこそが成長につながるのだと実感できた。むしろその苦難を共に経験したからこそ、他のメンバーとの結びつきは一層強まり、プログラム終了後も連絡を取り合う関係が続いていることを嬉しく思う。今では、また会いたいと思える仲間ができたことが、何よりの財産である。
次に、事前学習とプログラムの関わりについて述べる。事前学習では、韓国の文化や歴史についてディスカッションや参考文献をもとに理解を深めた。実際に現地でディスカッションに参加した際、この準備が大きな助けとなった。背景知識があったため流れを理解しやすく、自分の意見を伝える際にも自信を持つことができた。この経験を通して、「知識は実際に使って初めて意味を持つ」ということを痛感した。大学の授業でも、受け身で知識を得るだけでなく、積極的にアウトプットを行い、実践を通じて学びを自分のものにしていきたいと考えている。
総じて、プログラムを通して感じた最も大きな変化は、「挑戦を楽しめる心」が芽生えたことだと思う。これまでは新しい環境に入ると不安や緊張が先に立ち、積極的に行動することをためらう場面が多かった。しかし今回は、挑戦の中にこそ学びがあり、失敗や衝突すらも成長の糧にできると実感した。その心境の変化は、これからの学業や将来のキャリアにおいて、自分を大きく支えてくれると確信している。そして何より、この経験を今後の学びと人生に活かし、積極的に世界と関わっていきたい。